
【ペアレントトレーニング事例】優しくできない・・・5歳男児
2025年08月08日 16:51
こんにちは!
こどもの相談室TOMOでペアトレ講師をしているちえです☺️
今回は、
ものすごい負けず嫌いで自分で損することが許せない
弟に対して大きな声を出す、尖った言葉遣いをする
こんな姿を見せる6歳のりんくんのお話しです。
もし、今同じような姿に悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください☺️
りんくんと家族
=== りんくんのプロフィール ===
⚫︎ お子さんの名前:りんくん
⚫︎ お子さんの年齢:6歳
⚫︎ お子さんの性別:男の子
⚫︎ 診断状況:未診断
⚫︎ 家族構成:お母さん、お父さん、弟
ペアトレ受講前の悩み
ものすごい負けず嫌いで自分で損することが許せない
弟に対して大きな声を出す、尖った言葉遣いをする
こんなりんくんの姿に
わがままや自己中心的な行動にどう対応していいかわからない
どこを褒めたらいいかわからない
落ち着いて1日を過ごす方法がわからない
と強い不安を感じ、オンラインペアトレのTOMOトレをスタートすることに。
TOMOトレ Day1
講義動画:行動を分けることができるようになる
セッション:行動をABCに分ける、行動の機能
学習を始めた時に、まずは好きな時間に何度でも講義動画を視聴していただくことができます。
そして、実践をしたり、ワークを通して理解を深めていきます。
その中で、わからなかったことを各Zoomセッションの中で個別に聞き取り、不安や疑問を解消していきます。
1回目の講義動画を見た中でりんくんのママは、
具体的に言わないで、なんでも「ダメ」って言ってた
半分こや順番こができないのがどうしたらいいかわからない
気持ちの切り替えができないのをどう理解していいかわからない
と教えてくれました。
そして、行動の機能や行動のABCについて説明をした後に、一緒にりんくんの行動を分けて考えていきました。
行動の機能:https://kodomosoudan-tomo.com/articles/12674
行動のABC:https://kodomosoudan-tomo.com/articles/12673
行動の機能を知ることで、今まで子どもが表現していたことが、何を意味しているのか気づきやすくなります。
そして、行動のABCを知ることで、整理しながら関わり方を見直すことができます。
この時はりんくんが、友達や通りすがりの人にベロベロバーをするというのが困った行動だったので
A(先行刺激):友達や通りすがりの大人に
B(行動):ベロベロバーをする
C(結果):友達は笑う、大人からは見られる、母に怒られる
行動の機能は【注目】
この時に、困った行動を減らしたい時には【否定的な注目】を減らして、違う場面で【肯定的な注目】を与えることを意識していきましょう!とママにお伝えしていきました。
否定的な注目:https://kodomosoudan-tomo.com/articles/12701
TOMOトレ Day2
2回目のセッションは1回目から10日後。
ご予約はママの都合の良いタイミングで取ることができます。
1回目からママはこんなことを意識してりんくんに関わってくれました!
今までやって当たり前だと思っていたところに「ありがとう」や「それいいね👍」というようにした
すぐに怒るのではなく「なんでかな?」と考えるようになった
「ダメ」と言われると反射的に癇癪を起こしているような印象を受けた
素晴らしい気づきと、実践ですね✨
そして、ママが意識的に頑張って向き合ってくださったので、りんくんも
ベロベロバーが園からの帰り道では80%くらいの出現率だったのが3日に1回くらいに減った
10日目にして素晴らしい変化です👏✨
このような流れで全部で8回のセッションを受けていきます。
大きく変わったきっかけ
5回目のセッション、TOMOトレを学び始めてから2ヶ月後のことです。
りんくんが苦手なことや思っていることを言葉で教えてくれたり、ママが素晴らしいことに気づいてくれました。
弟よりも苦手なこと(できないこと)があった
言葉の表現が苦手
ママが「できているじゃん!」と言っても「よくないよ」「ダメだよ」と言う
言葉での表現に対して、苦手意識・難しいと感じていることがわかりました。
そして、年下の弟よりもできないことがあることから、ライバルであると感じていたり、負けたくないと思っていることも想像ができました。
その思いから、癇癪や弟に対してのトゲトゲした言葉遣い、半分や順番こができないという表現になっていたことに気づきました。
だとすると「それをやめなさい!」と怒っても、子どもの行動は変わりません。
困ってるよ、自信ないよ、助けて欲しいよという気持ちが、癇癪やトゲトゲ表現になっているので、まずはわかっているよと受け止めること、苦手なことだけで説明するのではなく、わかるように説明するようにしてきましょうとお伝えしました。
具体的には、日常の中でこれだけは守って欲しいものを視覚提示して、伝えていきました。
視覚提示をして、大人がルールを守れないと意味がないので、大人が頑張れる範囲で、子どもも守れそうなラインを考えていきました。
すると、りんくんにピタっとハマり「今日できたよ!」と言ってくれたり、最低30分はTVを見ることができると理解し、不要な癇癪が減っていきました。
日常の中で、全てを視覚提示すれば良いわけではなく【ここ頑張って欲しい!】【ここ伝わったら落ち着くはず】というところをピンポイントで伝えていくと◎
そして、提示したお約束は大人が必ず守ること。
大人も守ることが大変なお約束は、そもそも難しいことです。なんでも視覚提示してルールを伝えれば良いというわけではありません。
「視覚提示したけど、うまくいかった」という方は【否定的な注目】を減らし、【肯定的な注目】を増やすことができていますか?
子どもの聞く耳が育っていないと、いくらこちらがルールを伝えても聞いてはくれません。
子どもが困った行動をするには理由があります。
ペアトレを通して、今の悩みに一緒に終止符を打ちましょう。
TOMOトレを修了したリアルなママの声
大人がポジティブな声掛けに変えたことで、子どもも心に余裕を持って生活できるようになり、日常を穏やかに過ごせるようになりました。
困った行動に対してはゼロにはなってはいませんが、ポジティブな声掛け、褒める、視覚提示など子どもの好ましい行動を引き出す方法がわかったので、これらを意識して生活の中で実践してきます。
TOMOトレに参加して良かったです。
私が困っているとおおう問題点のポイントとそれを解消するための実践方法など、的確にまとめて説明していただいたのがとてもわかりやすく、毎回新しい気づきがありました。
子どもとの関係で困っているなら、ペアトレを受けた方がいいと思います。
ペアトレを通して、絶対に新しい気づきがあると思います。
実際に8回のセッションを通して、親の声掛けだけで子どもが意外とすぐに変わるということを体験し、驚きました。
なかなか自分自身が言葉で子どもの様子を上手に伝えることができなかったので、先生がリアルに見てくれる機会があると嬉しいなと思いました。
オンラインペアトレTOMOトレ:https://kodomosoudan-tomo.com/TOMOTRA
子どもの困った理由を見つけにきてください。
▽無料相談の予約▽
https://app.spirinc.com/t/5IMaMjWnjZ_sw15yq-Yrz/as/v9vIRqrNuLzDBIs3Juxpj/confirm